「古いパソコンがLinuxで蘇る!」みたいな記事をよく見かけます。私は、Windowsがフリーズするようなパソコンが本当に快適に蘇るのかな・・・と半信半疑です。そこで、我が家に眠っているWindows Vista世代のノートパソコンにUbuntuを入れてみることにしました。
はたして結果やいかに!?本当に使えるパソコンとなって復活するのでしょうか。
WindowsVista世代のPCがLinuxで復活するか試してみた
今回試したPCは富士通の FMV-BIBLO NF40Xという機種です。たしかジャパネットで買いました。もう10年以上前のパソコンなんですね。Youtubeとかまともに見れないPCでした。Vista自体が非常に評判悪かったですしね。
スペック表を見てみると、これは・・・・うーん。という感じです。
- CPU Celeron M 520 1.6GHz →Core2Duoに換装済
- メモリ 2GB
- HDD シリアルATA 5200回転 120GB
- チップセット インテル 943GML express
- 無線LAN IEEE802.11b、IEEE802.11g準拠
LinuxとしてUbuntu 18.04LTSを入れてみた
日経Linuxの付録DVDに付いていたUbuntu 18.04をインストールします。DVDの指示に従って操作するだけであっけなくインストールできました。Linuxはインストールと環境構築(Wifi設定や日本語設定など)が難しいイメージがありましたが、本当にあっけなく使える状態になりました。
以前、OpenSuseやElementary OSという表示がカッコイイ系のLinuxを入れたことがありましたが、日本語設定に心底戸惑い、結局使えない!という判断を下しました。その点でUbuntuはさすが!うなるしかありませんでした。
こんな感じで、サクサクサクーッとUbuntuが立ち上がります。起動も早いですね!core2duoの恩恵かな?Ubuntu 18.04 LTSは日本語 Remixというバージョンのおかげか、日本語設定も手順にしたがってマウスぽちっとするだけでした。日経Linux、すごい付録を付けてくれたもんだ。
無線LANも11gながら簡単につながりました。セキュリティ的にはどうなんだろう?Linux用のセキュリティソフトも出ているくらいだから、対策しておいた方がよいのかな??
ちなみに、今回Ubuntuに接続したマウスはロジクールのM280。これは受信機のいる2.4GHz帯のワイヤレスマウス。さすがにドライバが無くてつながらないかな~と思いましたが、拍子抜けするほどすぐにつながりました。もうなんかWindowsより好きぃぃぃぃぃぃ!!!
Ubuntuに入っている上海も快適そのもの。これなら子供用にあげてもいいな。
ただ、さすがにグラフィック多用するアプリではCPUファンが猛烈な勢いで回り、うるさいです。そもそもCPUをセレロンからCore2Duoに換装しているので、無理をさせているのですが。ゲームに集中していれば、ファンの音は気になりませんが、このパソコンで業務作業をするとなると、耳栓が必要なくらいファンがフル回転です(笑)
このPCでプログラミング開発環境は立ち上がるか!?
さて、ここまで快適に動いているUbuntu in NF40X。このパソコンにプログラミングの開発環境いれてみたらどうなるかな?と思い立ち、さっそくVS Codeをインストール。
karelie さんの記事を参考に、簡単にインストールできました。
➡「簡単にUbuntuにVSCode (Visual Studio Code) をインストールする方法」
なんということでしょう。快適そのものです。ちょっと機械学習のサンプルコードを入れてみましたが、PCのスペックによる動作のカクつきなどは感じません。これなら子供のプログラミング学習用として、かなり使える!!という印象です。2020年から小学校でもプログラミング授業ですからね。これはいいヒントを得ました。新しいPC買わなくて済みます^^
さいごに
今回のPCはCPU換装という手を加えてあるものの、焼く10年前のPCがLinuxで見事に蘇ることが確認できました。Linuxにはもっと軽量なバージョンが多々あるので、そういったOSを入れることで、低スペックPCも使えるレベルに復活しそうですね。当然用途は限られますが。
本当に、子供のおもちゃ 学習用としてちょうど良いレベルのパソコンでは?と思います。
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