生産性UP、そしてLinux環境下でのファイル編集にVimをマスターしようとしているVim初心者に向けた内容です。
私自身、Vimを触りだしてまだ浅いですが、食わず嫌いしていたVimで何とかファイル編集できるようになりました。私がVim操作を覚えていった経緯を紹介します。覚える環境さえ整えれば、Vimは怖くありません。
初心者がVimをくじけずに覚える方法・学習のコツ
Vim学習のコツ
- 入力はVimを積極的に使う
- Vimチートシート活用
- 1冊は持っておきたいVim入門書
- 聞ける環境があると尚良し
私自身、Vimをマスターしたわけではありませんが、「操作が分からなくて進めない」といった状況からは脱しました。毎日Vimを触っていれば、概ね1カ月でVimの基本操作には慣れます。その際に活用してほしい学習のコツを紹介します。
[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]入力はVimを積極的に使う[/st-point]
プログラミング以外でも、Windowsならメモ帳代わりにVimを使うようにしたり、WordのキーバインドをVimにしたりすることで、Vim以外で入力できない環境まで自分を追い込みます。使わなければ仕事が終わらないわけですね。。。
たとえば、WinidowsならGUI上で起動できる無料の「gVim」アプリがあります。(MacにはMacVimがあります)
Windows10にLinuxを入れて、Vimを毎回起動しても良いのですが、デフォルトの黒い画面はメモ帳としては使いにくく、またテキストを書き始めるまでのコマンド操作が手間です。サクっとVim画面が立ち上がるgVimは快適です。愛用ユーザーが多いのもうなづけます。
gVimにはガイドブックもありますよ。kindle(電子書籍版)のみで160円と激安です。
OS上で使う全アプリの入力をVimキーバインドに変えてしまう強力なツールもあります。私は、仕事上では他人とPCを共有する可能性があるので入れてませんが、ここまで追い込めるとVim操作習得もマッハでしょうね。
他サイト(rcmdnk’s blog様)へのリンクです、ご参考に。
[st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ iconsize=”100″]Windows ➡ 「yamyを使ったWindowsでのキーバインドの変更 1」[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ iconsize=”100″]Mac ➡ 「Vim以外でVimする: Mac編」[/st-cmemo]
[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]Vimチートシート活用[/st-point]
チートシートというのは、「カンペ」のことです。Viのコマンド一覧表ですね。色んな方がチートシートを作成・公開してくれています。検索して気に入ったものを見つけてください。これを印刷して目に入る位置に張り出すことで、「あの操作、どんなコマンドだっけ~」を無くしていきます。
チートシートに載っていないようなコマンドを覚えたら、シートに書き込んでいきます。人によってはほとんど使わないコマンドもありますから、シート上の全コマンドを覚える必要はありません。
私は、以下の記事で紹介されているチートシートをPC横に貼り出しています。わかりやすくてキレイにまとまっておりオススメです。
Qiita:Vim日本語チートシート作った
Vimコマンドに関する情報は、ほとんどネット上で拾えます。操作がわからなくなったときは検索すればすぐ答えがみつかるんですね。それだけVimに悩み、Vimを使う人が多いということです。
ただ、外部につながらない社内専用のLinuxサーバーなどを扱うときにはやはり、Vimの入門書が1冊あると心強いですね。Vimコマンドが体系的にまとめられている書籍は一度は目を通しておきたいものです。
電子書籍版ならわずか数百円からあります。
私がVimをくじけずに続けられているのも、Vimに関して質問できる環境があるからかもしれません。職場にVimmerの先輩がいて、聞けばコマンドを教えてくれますし、こんなこともできる、あんなこともできると色々教えてくれます。
ネット検索も良いのですが、身近にマスタークラスの方がいるとスキルアップスピードが速いですね。
Vim操作の完璧を目指さない
「Vimが使えたらいいな~」程度ではいつまでもVim操作は習得できません。しかし「完璧でなければ・・・」「あらゆるコマンドを使いこなさなければ・・・」という考えも危険です。
Vimのコマンドは組み合わせによって無数にありますので、到底覚えきれるものでもありません。また、環境によっては、まったく使いどころのわからないコマンドもあるはずです。
コマンドを片っ端から覚えていく余裕があれば、その脳内リソースをクリエイティブな活動へ回しましょう。使っていれば、そのうちやりたいことは大抵できるようになります。(当然、使えるようになるぞ!という明確な意思は必要です)
30歳超えた私がなんとかVimでファイル編集できるようになってきたのですから、あなたなら大丈夫です。
まとめ
Vimはこんな風に覚えましょう
- Vim環境を整える(エディター、本、メンター)
- マスタークラスの操作に触れる
- 完璧を目指さない
地道に・愚直に・徹底的に!を合言葉に、脱初心者を目指しましょう!!
検索していると「Vimmer こわい」というキーワードが出てきて笑えます。たしかにマウスを使わず、思考のスピードでキーボードをカタカタやられると、別世界の人という感じがしますね。私もそんな風になりたいものです。
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