半年に1回くらい、自室の引き出しにしまってあるラズパイ3B+&ラズパイZero WHと目が合う。
クリアケースの奥から、「出番はまだか?!」と訴えてくるのだ。あぁぁ。
会社ではわりとIoTのデートウェイやI/Oとして使うラズパイだけど、個人使用の場において、なかなか「これは!!」という使い方ができない状況が続いてる。
やりたいことがあって買ったラズパイだったものの、「ラズパイでなきゃ」という状況が意外と思いつかず(またはスキルとセキュリティの壁を越えられず)、宝を眠らせてしまってる。
「無理して使うくらいならメルカリさん行きでは?」は無しでお願いしますm(__)m かわいいヤツなんで・・・。
子供にゃまだ早いしなぁ^^;
ラズパイでとりあえずやってみたこと
ラズパイをゲットした後、鼻息荒くやってみたことといえば、以下の内容。
思い返せば、わりと手を動かす努力はしてたんだな。ラズパイと気持ちの上では近づいてた気がするよ。
Web開発環境の構築
私のMacBook、安いやつなので容量もそこそこしかなく、ローカルにライブラリ突っ込んでバージョン管理も面倒だったので、web開発用サーバーとしてのラズパイに期待。
ラズパイ3B+でもSSDブートすれば、速度的にはかなり快適で、ラズパイ上でweb開発を楽しむ、という用途にはかなり適しているという実感。電気料もほとんどかからないってのもうれしいね。
しかしー!
「ちょっとカフェで優雅にWeb開発でも」と考えたときに、ラズパイって電源は要るし&かさばるし、スマートじゃないよね。ということでラズパイWebサーバー運用は却下。開発環境はローカルに。。。
あ、でも今考えると、ラズパイ用にかわいいケース作って(SSDも一緒に入るようなやつ)スタバに連れて行くってのは有りだったかも・・・。と思い至ったので、最近はラズパイにLaravel × Nuxtの開発環境を構築してWebアプリ開発にハマってます^^
詳細記事:ラズパイにLaravel × Nuxt.jsのWebアプリ開発環境構築
Dockerのお試し
よく聞くDocker。
「なんだかわからない」状況はムズムズするので、勉強がてらラズパイ3B+上にDokcer入れてコンテナによる実行環境の構築にチャレンジてみた。
Dockerでやろうとしたこと①Webアプリ開発
Django × Nuxt × Nginx × MariaDBでのWebアプリ開発環境の構築に挑戦。
結果、ラズパイDockerで環境構築ができることは確認できたものの、MariaDBだけどうしてもofficial dockerイメージが使えず、どこかの誰かが作ったイメージを使用。気にしすぎかもしれないけど、official以外のイメージは怖いなぁ。
ラズパイ3B+のCPU:Armv6(32bit)対応のdocker imageってなかなか少なくて、officialじゃないものを使わざるを得ない状況がどうしてもある。そういうものを使った場合に、intel cpuのサーバーへの乗り換えの難易度が上がってしまうので、私の技術ではフォローできないと判断。
どうせなら作った実行環境やらソースやらを、公開するときにdocker imageでサクッと移行したいんだよね。
Dockerの勉強にはなったけど、Docker使う上でIntel以外のCPUは鬼門ですな^^;
Dockerでやろうとしたこと②Mattermostの公開
MattermostはオープンソースのSlackの代替アプリ。
Slaskのフリープランはチャンネル内のメッセージが1万件を超えると、過去分から非表示になる仕組み。非表示解除には有料プラン必須ということで、仲間うちで代替に上がったのがMattermost.
DockerでMattermostを立てる方法は公式サイト等で確認できたものの、自宅のラズパイをネットに公開するリスクを考えてしまい断念。本当に正しいセキュリティで運用できているのかの判断がつかないのは怖すぎる!!
自分一人でつかうならまだしも、他人や家族を巻き込むのはアウトー!ということで、ラズパイ×Mattermostは止め。
もしやるならVPS契約してそのうえでやったほうがベターだよね。今、VPS本当に安いし。
ストーブ温度の監視&アラーム
”スマートホーム的な何か”をやりたくて、ラズパイZeroで家のストーブの温度監視&アラームシステムをラズパイで実装。
既定の温度に達するとBluetooth接続したAmazon Alexaでアラームを出すところまではできた。
ただ、使った温度センサーの精度なのか熱電対の誤差なのか、どうも実温度との乖離が激しく、開発は暗礁に。
いやオフセット入れればいいだけなんだけど、データ取りやら、子どもが熱電対引っ張るやらで正直「もういいや」と。
でもこれ、スマホ(LINEなどに)アラームを送信できれば、外出時のストーブ温度とか、消し忘れ対策になるな~。と思いつつも、一度切れた気持ちが戻らず・・・。時間があったらやろう!と思いながらも早2年。
そうはいってもラズパイのメリットは沢山ある、、、よね?
fabcrossの「それ、ラズパイでつくれるよ」という連載が大好きで。
ラズパイの使いどころとしては「お・・・おぅ」というものも多いけど、実際に稼働するものを作り上げるところは「さすがプロ!」と唸っちゃう。
私もラズパイのメリットを生かした使いどころを考えてみよう。
Linuxの勉強にはもってこい!!!(特にWindows派には)
という状況が確かにあった。WSL2が出るまでは・・・。
今のWindows10は、それこそネイティブLinux(なのか?)が公式に走るので、【わざわざラズパイでLinuxを勉強する機会】を奪ってしまった。技術進歩は風のごとく。
WSLは容量食うし、WSLのubuntuだからこそエラー吐くコマンドなどもあるので、やはり純粋にLinux学ぶ上でのラズパイ利用は有りかと。
かわいいシングルボードPCでLinuxの勉強ってのは、初心に返れて良きですな。
GPIO使い倒せば色々できるじゃん!!
そう、ラズパイのメリットのひとつはGPIOが搭載されていること。I/Oとして優秀なんだよね。
だからIoTデバイスとして注目されたわけだし、生産工場での活用なども進んでる。
モータ動かしたり、Lチカしたり、ちょっとしたAIシステム組んだり、と可能性は無限大!!
農水省報告の「ラズパイわな作動通知システムの製作事例」など資料を見ると、ラズパイで社会課題の解決までできちゃうんだと感心しきり。アイデアのある人とその行動力はすごいね!
NAS(ファイルサーバー)になるよ
安価でNASが構築できるよ~という意見もチラホラ。
たしかに、ラズパイをNAS化する手順は広く公開されており、HDDを冗長化する手順なんかも見つけやすい。
一般的な(QNAPなどの)NASと違い、スマホアプリ等は無いので、「スマホの写真を自動でNASにバックアップ」みたいな便利な使い方は難しいのかな。
ファイルのダウンロード先のネットワークドライブとして使うにはいいかも^^
さいごに
使わないものを買うのは、ただの浪費。
買った限りはその寿命を全うするまで使ってあげたいと思うものの、「これに使おう!」というひらめきが訪れるスパンが数年に1度レベルで、ラズパイ殿にはご迷惑をおかけしております。
そういやぁ、去年かーちゃんの畑のかぼちゃが獣に盗られたっけなぁ。ラズパイ+赤外線センサーで、監視&アラームシステムでも挑戦してみようかしら。。。
コメント
コメント一覧 (2件)
ただの匿名の通りすがりです。
スピーカーつないで、棒読みちゃんとcronで時報などしゃべらせています。
単純ながら便利です。
通りすがりさん
「しゃべらせる」は盲点でした!!
素敵な使い方のシェア、ありがとうございます!!