IoTエンジニアとして、資格を取得しておきたいとお考えのあなたに、IoT資格の種類と試験内容、受験料や開催時期などを説明します。今後ますます需要が増すIoTエンジニア。他との差をつけるためにも資格取得を目指したいですね。
IoT資格の種類と内容、受験料、開催時期
IoT資格
- IoTシステム技術検定
- IoT検定
IoTに特化した資格は上記2検定のみです。厳密には資格と検定は、合格しても有する権利が違います。例えば、車の免許は資格で、車の運転が許されますが、そらばん検定は技能が認められるだけで権利はありません。資格と検定にはそういった違いがあります。
ただ、現状(2019.1現在)ではIoTには「IoTシステム技術検定」と「IoT検定」の2つしかありません。IoTエンジニアとしてこの2つの検定を合格しておくことで、他社との優位性は主張できることになります。
2つの検定の詳細を見ていきましょう。
IoTシステム技術検定

引用:MCPC
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- 実施団体:MCPC
- 検定回数:年1回
- 検定会場:東京、横浜、名古屋、大阪、札幌、仙台、さいたま、広島、福岡
- 受験料:一般 15,100円
- 所要時間:90分
- 出題形式:80問 /選択式(マークシート)
- 検定範囲:基礎/中級/上級
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ある程度大きな都市でしか開催されていないようです。まだ設立されて歴史の浅い検定ではありますが、公式テキストも用意されて学びやすい環境ではあります。

引用:MCPC
IoTシステム構築に関係する技術者の対応力向上を目的に問題設定されており、上級ともなると、IoTシステムにおいて企画~コンサルティング~システム構築までのスキルが認定されます。
現場で実際にシステムを構築する担当者であれば、中級までの検定取得で十分かと思います。
IoT検定

引用:IoT検定制度委員会
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- 実施団体:IoT検定制度委員会
- 検定回数:常時受験可能
- 検定会場:全国150ヵ所のテストセンター
- 受験料:8,640円~10,800円(レベル別)
- 所要時間:40分~60分(レベル別)
- 出題形式:CBT 選択式
- 検定範囲:プロフェッショナル・コーディネータ/パワー・ユーザー
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IoT検定は、2016年から始まった新しいIoT検定です。現状、パワーユーザー試験とプロフェッショナルコーディネータ試験の2種のみ、受験可能となっています。下記2種が今後試験として追加されていくようです。
- IoT検定レベル2試験
プロフェッショナル・エンジニア - IoT検定レベル3試験
プロフェッショナル・アーキテクト
IoT検定は、IoTシステム技術検定とちがい、試験会場でコンピュータを利用して受験できます。CBT受験ができる会場が全国150ヵ所もありますので、あなたの住む地域でもお近くにテストセンターがあるかと思います。また、受験回数も非常に多く、平日+土曜日に受験が出来る会場もありますので、テストセンターの場所と、検定開催日を下記から確認してみましょう。
IoT検定を持っているメリットはIoT検定制度委員会にIoTのプロとして登録され、委員会にIoTコーディネータの紹介依頼があれば、検定合格者として派遣してもらえる仕組みがあることです。
この仕組みがどれだけ利用されているかはわかりませんが、製造業を中心に、今まさにIoTがブームです。ただ、IoTエンジニアやコーディネータが足りない。どこでも喉から手が出るほど欲しい人材です。あなたをIoTのプロとして企業に紹介してくれる、ということが現実的にあるかもしれません。非常に取得し甲斐のある検定のひとつです。
IoT検定は公式テキストがありませんが、IoT検定制度委員会メンバーが厳選した参考書が発表されています。
[st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ iconsize=”100″]IoT検定受験のための参考書籍[/st-cmemo]
まとめ
IoTの各検定は、持っておくと、自分のスキル確認にもなりますし、IoTのプロとして認定され、仕事につながる可能性もあります。現状でも、IoTエンジニアは決定的に不足しており、今後ますます人材不足が懸念される技術者のひとつです。
IoT技術者には広い意味でITスキル全般が要求されるケースも増えています。ITスキル関する検定や資格はたくさんありますので、視野を広げて自分のキャリアアップ・スキルアップを目指いですね。
IoTに関する検定まとめ
- IoT検定の方が受験会場が多い
- IoT検定の方が受験機会が多い
- IoTシステム技術検定の方が公式テキストで試験対策しやすい
IoTエンジニアを目指す場合、どちらかの検定で、自分のスキルを確認するタイミングがあると良いですね。
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