一時期、
会社やってられん!デザイン勉強して独立や!!
となってた私は、デザインやフォトショ・イラレ系の本を買いまくった。Udemyの講座もいくつか買ったっけなぁ。
結果はお察しの通りで、「興味はあるけど、寝食を忘れて取り組むほど好きでもないデザイン」で食べていけるほど甘くはなかったのだけど、当時買った本やら教材が、何かの拍子で人を動かすことってあるのだなぁ。
という出来事がありました。
ほんと、人って何が向いてるか、何が好きか、どんな能力があるのかなんて、やってみて失敗を繰り返すまでわからないものです。
あ、あとヤフオクで【公式】とか【正規】と謳ってるフォトショやイラレのプロダクトキーは絶対に買っちゃだめです。アクティベーション通っても、数か月後に海賊版判定されてアカウント停止になります。被害者は私です
人のデザイン本で嫁さんが無双してた
本稿の結論から言うと、
私が買い込んだデザインやらフォトショ・イラレの教材を、嫁さんが見つけて興味本位で始めたら、あれよあれよという間にWebデザインでお仕事もらうまでになってた。
という話です。期間は、始めて10か月くらいだったかな。
そんな珍しいことでもなんでもないです。田舎じゃよくあることですね。
そんなワケあるかーい!!
と、強烈に突っ込みたくなる内容ですね。私自身もワケが分かりません。だってうちの嫁さん、デザインどころかPCほとんど使えませんでした。(仕事でキーボードちらっと打つくらい&コープで注文いれるくらい)
ここで嫁さんの初期スペック晒しときます。
- 30代後半、2児の母
- デザインの予備知識:無し
- デザインへの興味:もともと少し有り
- PCの知識:Mac?それおいしいの??レベル
- 趣味:テレビ
ITの「あ」の字も無かった彼女が、どうやって学習していったのでしょうか。
嫁さん、学習時間どうやって取ったの?
2歳4歳の子供を抱え、嫁さんはどうやって学習時間を取ったのでしょう?
彼女は9時寝/4時起きで時間を作ってました。
早朝の”生産性の高い”といわれる時間を使い、集中して学習に取り組んだようです。たしかに、小さい子供が起きてる時間って、親は何もできないですからね。。。特に魔の2歳児の前では親はただの御用聞きです。ぐはぁ。
そんな中で続けられた理由は「面白いから」だそうで・・・。
”自由”や”高収入”に目がくらんでデザイナー目指してスミマセンでしたぁぁぁぁm(__)m
面白いって本当に大事なんだね。
- 面白いとパフォーマンス上がる
- 面白いと集中できる
- 面白いと優先できる
- 面白いと継続できる
つまり、面白いってことが「より良い人生」に近づくポイントなのかな~と^^
なんて理想的な生き方・働き方。
あれ?私が目指してたの、ここだったのでは・・・??
妻(家族)への投資は私自身への投資
嫁さんが4時起きで勉強頑張ってる間、あんた何してたの??
と言われそうですので補足を。
私は3時起きでした。
「またまたぁ~」と言われそうですが事実です。
9時寝3時起きで、自分の時間を作ってました。私にもやりたいことがたくさんあり、嫁さんに触発されて「自分の思い通りに生きる」を実践中です。
そのための3時起き。清々しいですね。元々TV見ない&酒飲まないので、早寝早起きは全く苦が無いのです。
3時起きの私は、私自身のやりたいことをやっていましたが、嫁さんへのフォロー、、、というかバックアップはかなり手を尽くしました。やはり彼女にも「思い通りの人生」を生きてほしいからです。
- PCの準備
- PCの使い方のフォロー
- フォトショ&イラレの購入
- デザイナー教材の購入
などなど。
投資というと言葉が違うかもしれませんが、「誰かを応援するために自分のリソースを使う」って、気持ちいいもんですよね。
出費はガッツリかかりましたけど、嫁さんのデザイン習熟度を見るにつけ「ホントにイケるんじゃ・・・」という気になってからは、金額なんか気にしていられませんでした。
さすがに「iPadとMacBook Proが・・・」と言い出したときには、家宝の掛け軸を売ることも覚悟しましたが(笑)
「直ぐ聞ける誰か」の存在が、学習を加速化する
元々PCの素養がない彼女でしたので、「右クリック」から覚えてもらいました。
Webデザインを学ぶための教材は星の数ほどあるようです。
しかしこれらの教材は「PCの基本操作が分かる方向け」に作られており、「これからPC操作も覚えながらデザインを学んでいこう」という層にはかなりハードルの高いものになっていることが分かりました。
オンライン教材はデザインを添削してくれるのですが、
このような添削物の提出手順、PC初心者にわかるのでしょうか?
- データ?
- 圧縮??
- URL???
- コピペ????
提出以前のことが課題になり、デザインどころではなくなってしまいますよね。やる気がゴッソリ削がれると思います。
プログラミング同様、デザイン関連の講座・教材でも挫折する方が多いようですが、初心者が挫折する要因は、デザイン業務への向き不向きの前に、PCの基本的なスキルの差、ということも多分にあるのかもしれません。
そう考えると、
分からないことを秒で聞ける環境がある
ということが、何かを習得する際に本当に大切であることがわかりました。
嫁さんにとっては、ちょうどその「誰か」が私だったということですね。学習環境って大事。「わからなきゃググれ!」なんて言われますが、ググる技術付けてる間に、情熱が覚めちゃうこともあるのですよ。
今回の嫁さんデザイナーデビュー事件で私が得た教訓。
支えられる環境があれば、ひとの才能は倍速で花開く
by わたし
今度は嫁さんが、自分のリソース(デザインスキル)を使って誰かを助けていく番ですね。
近所にデザイン仲間みたいなのができるといいんですが。
さいごに
今回の”たなぼた”的なミラクルは本当にびっくりしましたが、ひとは何歳になっても面白いことなら続けられることが実体験としてよくわかりました。
お金になるかも?!と思えたから続いた、というフシもありますが、そもそも「デザイン」という高度なスキルに、自分の貴重な時間を鬼調整してまで臨んだ入れ込みようは素晴らしいものでした。
常々感じるのですが、
勉強することがあるって幸せだな
と思うのです。
今回一番ラッキーだったのは私ですね。ひとに勉強するチャンスをあげることができたんですから。
いい話風にまとめてみました(笑)
では、また。
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