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【補助金】IT化予算の無い製造業はどうしたら良いのか【資金調達】

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「うちにはIT化する予算が無い」中小製造業の経営層の方からは、そんな声が聞こえてきます。

米中貿易摩擦の終わりが見えない中、たしかに、IT化という新しいツールに投資する経営判断は難しいものです。しかし、IT、AI、IoTなど先端のものづくりに補助金が出るとしたら、どうでしょうか。一気に導入障壁が下がる気がしませんか?

IT化予算の無い製造業は補助金によって資金調達しよう

ものづくりに関わる補助金

  • ものづくり補助金
  • IT導入補助金
  • 人材開発支援助成金
  • 自治体独自の補助金

経営視点からみる、デジタル化資金の悩みは「IT等の設備投資」と”エンジニアの教育または採用”といった「人材投資」の2つでしょう。この2つの問題は、上記の補助金・助成金を活用することでクリアできる可能性大です。制度は新しく始まったり終わってしまったりと、情報が錯綜しますので、商工会等を通じて、常に最新情報を入手しましょう。

ものづくり補助金

「もの補助」などと言われる正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上支援補助金」です。補助を受けられる額が大きいことで、近年申請企業が増えている大型補助金です。

引用:中小企業庁

新製品開発のための製造機械の購入や効率的な最新の加工機等の購入やシステム構築費用などの支援が目的で設立された補助金です。「最新の」というところがミソで、最近は他社といかに差別化できるかが審査合格のポイントになってきています。

申請にかなりの手間がかかりますが、申請代行業を利用することで資料作りや、補助金取得後のレポートの提出までフォローしてもらうことが可能です。何年も連続で補助金を受けている企業もあり、「いかに補助金を使って生産性を上げていくか」が伝わりやすい資料作成がキモになります。

補助金申請代行業:INNOVALES

公募が始まると、各地でセミナーが行われますので、一度情報収集をしてみてはいかがでしょうか。政府予算や公募期間等が毎年変わりますので、最新の情報を得てください。

IT導入補助金

引用:経産省

IT導入補助金も政府主導の補助金制度で、経産省が管轄です。この補助金はハードウェアは申請対象外とされており、ITツール(ソフトウェアやサービス)のみの受付となります。

IoTをクラウド管理するようなシステムの導入に、補助金が出やすいと言えるでしょう。また、ペーパーレスシステムの管理ソフトウェアといったITツールの導入も申請対象となるようです。(ペーパーレス機器は対象外)

IT導入補助金の概要を理解するには下記のサイトでわかりやすく解説されています。

IT導入補助金に関する資料は下記のサイトでまとめられています。

補助金は、年度によって内容が変わりますので、最新情報をチェックしてください。

人材開発支援助成金

こちらは厚生労働省が管轄する助成金になります。助成金は補助金とは違い、受給要件を満たしていれば、基本的にだれでも受給でき、返済不要のお金です。助成金は、補助金より支給額が低いイメージがありますが、人材開発支援助成金の活用事例をみると数百万円の補助を受けている例があります。

IT関連では、支給額は少ないものの下記のような採択事例があります。申請内容次第では、AIなどの最先端技術を助成金を受けて社員に学ばせることができます。

厚労省

厚生労働省:人材開発支援助成金

ITエンジニアの社内育成のためにも、上手に利用したいところです。

自治体独自の補助金

政府主導の補助金・助成金の他、自治体が独自に設けている補助金制度があります。たとえば、福井県では「IoT・AI等導入促進事業補助金」という制度があり、下記のような内容で補助金を受けることができます。

引用:ミラサポ「施策マップ」

政府の補助金と併せて受給することができない補助金などもありますので、国と自治体の両方の制度を十分に調査し、自社に合った補助金制度を選定しましょう。

下記で各自治体で提供されている施策(補助金制度など)を簡単に調べることができます。

ミラサポ:施策マップ

中小企業は補助金を得て社内の人材育成を!【IT内製化】

上記でまとめた以外にも、中小企業をターゲットにした補助金・助成金制度はあると思われます。情報は武器になりますし、知らないと損になることがたくさんあります。ぜひ、中小企業こそ補助金・助成金を活用して「IT対応のできる社内人材の育成」をすすめて欲しいと考えます。

ものづくり補助金を利用して、ITベンダーによるIoTやAIなどのソリューションをパッケージで丸ごと導入することも出来るでしょう。しかしその場合、社内に技術が残らないばかりか、システムの保守・運用までベンダー企業まかせ。これでは、IT化といった目的は果たせても、生産性を上げるために出ていくお金が大きすぎます。

時間はかかりますが、IoTなどのシステムを自社で内製するためにはエンジニアの育成が重要になります。何もわからないところからIoTを始めて大成功した例もいくつもあり、ベンダーに頼ることが、本当に社の未来を考えることになるのかは考えどころです。

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まとめ

製造業IT化に関する補助金・助成金

  • 国による補助金制度が利用できます(補助額大)
  • 国による助成金制度が利用できます
  • 自治体による補助金制度が利用できます

働き方改革促進のため、政府も自治体も補助金や支援制度を拡充しています。国から日本のものづくり現場は応援されています。とくに中小企業への支援は厚く、これを使わない手はありません。

IT化はただのツール。そのツールを使いこなすのはエンジニア。そしてツールがはじき出した問題点を改善するのは社員です。日本のものづくり体制はIoTなどのデジタル化と相性が良いと言われています。チャレンジするなら今でしょう!

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中小企業エンジニアです。35歳で急遽プログラミングを覚えることになり、PythonやJavaScriptなどをゆっくりマイペースに覚えています。先端スキルには疎いですが、楽しくコーディングしてます♪最近の興味は【WEB開発】です

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