Twitterは、情報収集そして同じ目的の仲間を見つけるのに良いツールなんです。
私もプログラミングを始めてから、日々の気づきをツイートしつつプログラミング仲間学習仲間ができたらいいなと「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」みたいなハッシュタグをつけては投稿していました。
しかし、次第にTwitterがストレスになり、「いい投稿をしなくては」「いいねが増える投稿をしなくては」と焦るようになりました。
その理由は
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- フォロワー数やいいね数、リツート数が気になる
- 他人の進捗具合が気になる
- 新たな情報の波にのまれる
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といったもので、学習への弊害が出てきました。
そんな折に、ある雑誌で
ウサイン・ボルトはSNSを断って(スマホの電源を切って)オリンピックに臨んだ
というフレーズを目にし、やはり学習に集中することこそ、学習効果を高める最短ルートだ。と今更ながらに気づきました。当たり前のことなんですが、自分で失敗しないとわからないものですね。
駆け出しエンジニアと繋がることがプログラミングの目的ではないはずなのに、それすらも忘れていました。数字を意識すると、人生のバランスって崩れやすいものです。
私にとってTwitterは焦りと混乱の元だった
誤解なきように述べておきますが、学習プロセスで混乱したのはTwitterのせいでも、Twitterを使ってプログラミング学習を頑張られている方々のせいでもありません。
Twitter上で日々、滝のように流れてくる情報を精査しきれず、情報に翻弄された私自身の責任です。
私がTwitterで混乱し、焦りを感じたのは以下の点でした。
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- 人の使っている教材が良く見える
- 人と進捗度を比較し、焦る
- 人の役に立つ投稿をしなくては!と焦る
- 「案件もらいました!」などの投稿にジェラシー
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とまぁ、およそプログラムを習得しようという精神状態じゃなくなりました。「〇〇ヵ月でフォロワー3,000人」みたいな情報商材に手を出しそうになったり、まだ出来もしないコンペに応募したり、、、とずいぶん遠回りしたと思っています。
アウトプットは大切ですが、適切なタイミングで適切なアウトプットをしてこそ、力をつけていけるはず。盲目的に”右習え”でTwitter運用しても、パニックになるだけなんですね。
誰にも「ほかのエンジニアと繋がったほうがいいよ」と言われたわけでも「為になる投稿しなきゃだめだよ」と言われたわけでもありません。Twitterはフォロワーを増やしてこそ!という思い込みが、自分を追い込んでいました。
Twitterのいいねやフォワー数の増減に一喜一憂している時間とエネルギーを、プログラミング学習に向けたほうが有意義且つ、Webデザイナーになる!という本来の目的への道筋は確かであることに気づきました。
私と同じようにWebデザイナー、Webエンジニアを目指している方の中には、駆け出しエンジニアと繋がったほうが効率よく学習できる方もいるでしょう。自分の状況や性格に合わせて、TwitterなどのSNSツールを的確に使っていけるといいですね。
今チャレンジしている教材を信じてやり切る
Twitterから流れてくる情報に気持ちがフラフラすることで非効率だと思ったことは「学習教材をコロコロ変える」こと。
教材関連の評価をツイートしている人は、あくまでも「自分にはわかりやすかった、有用だったよ」という視点でのツイート。自分と同じく駆け出しのエンジニアが”良かった”としていると、なんだか自分にも合うような気がして、講座を乗り換えてしまったことが何回もあります。
今思えば、なんと膨大な時間をロスしていたことか。
Udemyなどでは、同じテーマ、同じレベルの教材がいくつもあり、またprogateなどの有料/無料のサービスもたくさんあります。
「自分にあったものはないか・・・」と、教材をさまざまに横断するのは本当に無駄だったと痛感しています。プログラミングを始めた友達にもこの警告をしましたが、、、、なかなか分かってはもらえませんでした。
友達にプログラミングを教えてこりゃダメだと思った瞬間【向き不向き】
動画教材だと、どうしても
- 講師の話し方が気に入らない
- 講師の言い回しが理解できない
- 進み方(ペース)が合わない
など出てきます。ちょっと気に入らないとか、こっちの教材の方が人気があるとかで教材を中途半端に横断することは本当に効率が悪いです。
「この講師の話を聞いていると、精神的に異常をきたす」
といった極端な状況でもなければ、今チャレンジしている教材を信じて完走すべきです。私もUdemyのセールで教材を大人買いしてしまうのはやめられませんが、今ではかならずひとつづつ実践し、ある程度納得してアウトプットができるようになってから他の教材に移るようにしました。
この期間はTwitterでは情報収集はしません。
アウトプットもscrapbox等にし、Twitterの魅惑のタイムラインを避けるようにしました。まさにオリンピックに臨むウサイン・ボルトの心境を自分に照らし合わせて。
集中する環境は意識的に作らなければ得られない
Twitterを見るのをやめたあとのプログラミング学習に向かう集中力は段違いです。
これはおそらく気持ちの問題なんだと思います。
- この教材を信じて完走するぞ!
- WEBデザイナーになるまで脇目を振らずまい進するぞ!
という覚悟と本気が、一気に高まりました。
人間は楽なほうへ楽なほうへ行動します。「こっちのほうが為になった」「この教材で学習したら案件が取れた」という情報に飛びつきやすく、そしてデザイナーやプログラマーという1本道を何本もの分かれ道にしてしまっている気がします。
煩悩に抗うのは並大抵の精神力ではありません。しかし、スキルで生きていくのってそもそも並大抵の精神では無理ですよね。よくよく考えれば、「今、なにをすべきか」が見えてきます。
プログラミングを始めたけど、挫折しそう
って方には、ぜひ「集中する環境づくり」と「今の教材を信じる」ことを試してみてほしいですね。
僕もまだまだ助走を始めた段階ですが、確実に力がついてきていることを実感しています。
さいごに
最近、Twitterの創設者の著を読みました。
Twitterがどんな風に生まれ、どんな理念で運営され、そして何を生み出しているのか、そんなことが分かる著でした。
私は創設者の想いに触れ、Twitterへの関り方が変わりました。フォロワーが多いことで生み出される価値もあれば、フォロワー数やいいね数とは別の次元で意味を見出している使い方もある。そんな風に受け取りました。「使い方はユーザーが決める」。そんなメッセージが込められています。
あまりビジネスライクにならず、自分のストレスにならない使い方をその時々に考えてTwitter運用できると素敵だなと思います。
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