私はWSL環境にUbuntuを入れてあり、Pythonなどの簡単なプログラムを書くことがあります。WSLの使用感としては、WindowsとLinuxの完全互換まであと一歩かな~と感じています。
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Windows10-Linuxの互換性は7~8割くらい?
私がLinuxを使い始めたのはまだほんの1~2年です。まだコマンドも調べながらヒーヒー言いながら打ってます。情報源は専らネット上ですが、WSL環境だと、ネットで書かれている通りにやっても上手くいかないことが、ままあります。
最近ハマったのが、WSL(Ubuntu)でMatplotlib(Pythonのグラフ表示モジュール)を使った時のこと。あらゆるトラブルシュートを実行してみても、一向にグラフは表示されませんでした。結局、WSL上のPythonでは、特殊な操作をしないとグラフ表示できないことがわかり、愕然としたのです。
それまでのWSLの使い心地から、「これはもう本物のLinuxとして使えるんだな」と思い込んでいましたが、やはりまだ100%の互換性とはいかないようです。それでもWSLは使えますね!IoTデバイスにSSHログインする時はPowerShellよりもWSLでログインしますし、VSCodeのターミナルもWSLに変更しました。Linuxコマンドは覚えてしまえば便利なものが本当に多いです。
とはいえ・・・
Windows上でLinuxが動くとは言え、互換性の問題があるうちは、やはりメインで使うのは避けたいところ。なぜかというと、WSLとLinuxの互換性の問題でプログラムが動かないのか、それとも他の問題なのか切り分けが難しいからです。
WSLでも、Linux用に書かれた記事の内容の大半のことはできています。しかし、だからこそ問題が発生したときにWSLのせいなのか、自分の環境やプログラムの書き方のせいなのかわかりにくいのです。こんなことで時間を取られたくないため、WSL上でガリガリ書いていくのは気が引けます。
WindowsはLinuxとの親和性を高めて何がしたいのかな
Windows(というかマイクロソフト)って、Linuxのことをボコボコに言っていた気がするんですが、違いましたっけ?そもそもオープンソースってことが気に入らない感じだったとおもうのですが。。。Win10になって、あれよあれよという間にWindows内にLinuxが実装されてしまいました。バージョンアップごとに使いやすさも増しています。
疑問ですね。WindowsがLinuxを取り込んだ理由が。
調べてみると、Macに偏っている開発者用PCの市場を奪いたいためだとか。たしかにプログラマー=Macというイメージが強いですよね。Macは表示もキレイだし、ターミナルが使えるし、そりゃ開発者(とくにWeb関係)はMac選ぶでしょうよ。カッコいいんだもん。
仮にマイクロソフトの狙いが、開発者市場だったとして、Linuxが使えるってのはやはり大きいんでしょうか?大きそうな感じはありますね。LinuxコマンドやViって一見めんどくさそうに見えますが、覚えると本当に生産性あがりますもんね。
いまさらMacに乗り換えはできないのでLinux PCを導入しようか
私は20年来のWindowsユーザーですが、開発環境でMacが重宝されている理由はなんとなくわかるんですよ。特にWeb関係ではサーバー構築などでLinuxコマンドを叩くことが多いため、Linuxと親和性の高いMacはまさにズバリの開発環境だと思います。
Macは使ったことが無いですが、iPadを使うことがあります。WindowsとiPadを行き来すると感じるのは、キーボードのキー配列の違いの煩わしさ。やはり20年もWindowsを使っていると、( )の位置が1つでもズレているのはつらいんですね。アンダーバーも探すのに苦労しました(笑)
また、製造業の現場ではWindowsでしか動かないアプリも多用されています。開発はMacで、実行環境はWindowsで、なんてやっていると生産性も落ちます。やはり製造業ではWindowsが強いですね。
ということで、今更Macは考えられないのでLinux専用PCが欲しいなと思っているこの頃です。
OS無しノートPCって探しても全然無い!
Linux用PCやOS無し状態で売られているPCって探しても全然見ないんですが、みなさんどうされているんでしょうか。Windowsで古くなったPCにLinux入れるパターンが多いのかな?
個人的で使うPCはWindowsから徐々にLinuxをメインにしたいなと思っています。OfficeソフトもWebベースで動くようになった今、OSがWindowsである必要性も薄らいでいます。
できれば、新しいPCをOS無しで購入したいんですよね。探してようやく見つかるのはマウスコンピュータのLinux動作確認済PCやフロンティアのOS無しも出るくらい。あとはサーバー機とかになっちゃいます。
Linux PCを準備するのが早いか、それともWindows10のWSLがさらに進化するのが早いか、、、あと1年くらいは様子見ですかね。
WindowsとLinuxのデュアルブートは、ひとつのHDD(SSD)上でやってしまうと大変危険らいしので、できれば専用機が好ましいです。(デュアルブートは、WindowsとLinuxでお互いのファイル干渉が可能なため、ファイルを壊してしまう危険が高いようです)
さいごに
個人的にはMacもWindowsもLinuxも仲良く発展していってほしいと願っています。競争は成長を促しますが、お互いやりあうだけでは醜いだけですもんね。
それぞれのOSに個性と長所が確立していれば、多少のユーザー離れがあっても使い続けるたくさんのファンに支えられるはず。私もWindowsしか知らずに育ってきましたが、Linuxを触って初めて、GUIだけであらゆることができるWindowsのすごさに感動したものです。
WindowsでLinuxが動くことの利便性は今後ますます増していきそうです。一般ユーザーにLinuxが浸透するのは先になりそうな気はしていますが、開発者にはありがたい環境がそろいつつありますね。